ももくり保護ニャンズダイアリー

保護猫・犬活動を応援しています/自身の保護猫2匹との日記。これから保護猫を迎える方や多頭飼いを始める方へお役立ち情報をお届け

ペットの体調不良を理由に会社を休めるか?(現実的な話)

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こんにちは、
ももくりです。

非常に書きにくい内容だったのですが
「これから猫ちゃんをお迎えしよう」
という方もよく読んでくださっているブログなので
今回書くことにしました。
猫と何十年一緒にいても、
色んな新しい問題にぶつかります。

もちろん、
色んな幸せ
たくさんの幸せを
猫は与えてくれるから…

一緒にいるんですけどね。

※この記事はあくまでも私の主観であり、皆さんに強要するものではありません

猫を理由に会社を休むこと

私の仕事について

まず、大前提として
私は正職員、総合職として働いている人間です。
役職には就いていませんが、入社して5年。
『新人』とは言えない立場です。

緊急性・命に関わる仕事ではありません。
※ここでは、救急に携わる医師・看護師のほか、警察官・自衛官・消防士を指しています。

昨年までは医療にかかわる部署で『医療従事者』として働いていました。

今年からは少し裏方に回り、事務系の仕事をしています。

私の場合@諸々の経緯

動物と暮らしている中で(今まで)

正直ぼう君やこしろう君を迎えてから数年、緊急を要する事態に陥ったことがなく,
ネコたちを理由に”急に”会社を休むことは一度もありませんでした。

事前にスケジュール調整し、半休を取ったことや有休を取ったことはありました。

元々数十年、実家で常に猫や犬と一緒に暮らしてきましたが、両親が共働きでありつつも自営業であったため、動物たちに何かあった時は父か母が仕事を休み、動物病院に連れて行っていました。

我が家は4人家族でしたので、時には私より4歳年上の姉が動物病院に連れていくこともありました。

社会人になり、保護した子猫が亡くなった時は…

翌日午前中はたまたま休んでも大丈夫な日だったため、半休を取ったことはありましたが、休みにくいタイミングで急に仕事や学校を休んだ事は一度もありませんでした。

悩んだわけ(事の発端)

前回のブログで
ぼうくんの血尿について書きましたが

momo-hogoneko.hatenablog.com


事の発端が”夜中”であったため、翌日の仕事について大変悩みました。

状態によっては
半日で死に至ることもある、と
血尿の怖さについて
書かれているネットページ等もあり…

また、ちょうど血尿を発見した夜はテレワークの日でした。

テレワークの翌日に急遽休むと仕事に大きな支障が出ます。

1人あたりの業務量がとても多く、さらに異動後で、まだ先輩から引き継ぎを受けている最中です。

とっても悩みました。

幸い、コロナの影響で時差出勤をしていたため、朝一で動物病院に確認を取りました。

・食欲があり、普通にゴハンを食べている

・血尿であってもオシッコをしている

・元気に動き回っている

血尿が出てから一晩経ち、
この状況であれば、
大丈夫だろうとのこと。

但し、放置するのは危険。

ちょうど翌日土曜日でしたが
当日中(金曜日中)には
来院すべき…と言われました。

結果的に取った行動

この日、とっても悩みました。

仕事から帰ってきたらぼう君が…!

なんて事になったら、もう一生立ち直れません。

ですが、ぼう君の様子はいつも通りだし、
元気そのものだし…

仕事が時差出勤の影響で終わる時間も遅いため、普通に(時差出勤の)定時に仕事を終えて、自宅に帰り、動物病院に行ったとしたら、20時頃…
そもそも夜間救急等をしている動物病院にしか行くことが出来ません。
とは言え、動物病院に行ってから会社に行っても、朝の定時には間に合いません。

急ぎの仕事や午前中のうちに約束していたこともあったため、一度会社に行くことを決断しました。

しかし結局会社到着後も、ひたすら悩む…

結局、やっぱり早めに連れて行こう!
という判断をし…

昼も食べずトイレも行かず
死ぬ気でパソコンを叩き、
急ぎの仕事のみを午前中で終わらせて

上司に「急用があって…」と午後の早退を申し出ました。

上司から頼まれていた仕事をせずに
この話をしたため、
上司「え?急に帰りたくなったの?笑」
となんとも苦い反応。

急用だけで上司に言われた業務をせずに早退は出来ません。
ですが、適切な言い訳も思いつかず、ペットを飼っていない上司であることを知っていましたが

「どうしても猫を動物病院に連れていきたくて…」

と話しました。

ネットでは
『ペットを理由に会社を休む(遅刻する)なんてありえない!』
という声が書かれていることも知っているので悩みましたが、

もうこの際新しく異動した先の部署の上司に
『私は猫を理由に休んだり早退したり遅刻したりする人間です』
と知ってもらおうと考えたため、正直に話しました。

komachi.yomiuri.co.jp

某知恵袋的なサイト、発言小町ではたくさんの意見が…

上司の反応

上司①課長
「ああ、ペットも大切な家族ですからね」

上司②係長
「そっか、気を付けて帰ってね~」

といった感じで…
なんとか早退に成功、午後イチにぼうくんを病院に連れていくことが出来ました。
(結局動物病院についてからも、ぼう君は獣医さんに「こんなに元気なら危険なことないから大丈夫笑」と言われるほど元気でした)

上司②係長の方は後日
「猫ちゃんどうしたの?」という話から
『血尿!?それは大変だ!すぐ動物病院に連れて行ってあげないとね!仕方ない!』と納得してくれた様子。

※上司②は実家で猫を飼っていて、もう18歳になるんだそう。

上司①の方はその後話をしていないので分かりませんが「動物は臭いから好きではない」と前に言っていたので、理解を得ているのかは微妙なところです。


社会人が動物を飼うということ

想定しなくてはいけないこと

今回は「動物病院へ急いで行った方が良いのか微妙であった」ことが
最も私を悩ませる要因となりました。

猫と暮らすということは”猫のために会社を休むこと”が必要になる可能性もあるということ。

ぼう君やこしろう君の様子が明らかにおかしいとき
(ぐったりしている、息が苦しそう…)

そんな時は迷わず深夜でも
仕事の日でも
病院にかけつけるでしょう。

幸い、私は今事務系の仕事のため
私が急に休んだことで
死ぬ人はいませんから。
(会社の中で睨まれる事はあるけど)

ですが、これが他の仕事だったら?

看護師は猫を飼ってはいけない?
消防士は猫を飼ってはいけない?

近くに頼める人が居ればいい。
家族と同居ならいい。

だから保護団体の人たちも
「単身者不可」としている
団体さんが多いのだろうと
身をもって痛感しました。

さらに、猫や犬の状態によっては長期間の介護が必要になります。

仕事を辞めるまではいかなくとも、毎日服薬が必要・定期的な通院が必要…等でフルタイムで働く事が難しくなる可能性もあります。

世の中動物嫌いな人もいる

そしてもちろん、
「動物を理由に休むこと」は仕方ない、
むしろ飼い主なら責任として当たり前であっても
世の中には『動物が嫌い』という人がたくさんいます。

私はきっと上司①には
理解されていないと思います。

ですが、それは仕方がないこと。

『あいつは猫のために休むやつだ』
とマイナスに捉えられても
もう仕方ないと思っています。

ネットを見ると
『ペットを理由に仕事を休むことは仕方ないけど、周りの人には違う理由(自分の体調不良とか家族の体調不良とか)を言った方がいい』

なんて書き込みも見ますが

・体調不良を理由に休めない
⇒コロナの影響でPCR検査色々の話になるから

・家族と同居していないことがバレてる

・子供も介護必要な親もいない

ということで、下手に嘘をつくくらいなら
正直に言って、
今後も同じ理由で休みやすくしよう…
という考えになりました。

社会人失格だと思われても、
仕方がないです。

私は子供を産まないから
産休も育休も取りません。

だからせめて、
猫のために休むことを許してほしい。

もちろん、
多くの人にとっては
人間と動物で全く違うだろうけど…

必要な心構え

長ったらしく書きましたが
会社員が猫と暮らす中で感じたリアルな問題について書いてみました。

今回かなり悩んで
結局、仕事に一旦行く…
という選択肢を取りましたが

まずは動物病院に電話相談する

という行動を取れたため、結果的には比較的平穏に解決出来たと思っています。

ただ、時には
「猫の状態も」「仕事も」
緊急性のある事態に陥る可能性もあります。

そんな時は迷わず
家族を第一優先に!
行動したいと思います。

会社に居場所がなくなる事も
一つ最悪の事態として
心構えしておきます。

本当は、人間の子供の病児保育みたいなシステムがあれば良いのですがね…

猫や犬の性質上、難しいですね。

欲を言えば、
本当の意味で『ペットも大切な家族』として
休める社会になってほしいです。

まぁ、人間の子供の育休や
急な発熱等で休む事さえ
嫌な目で見られる事も多いのが
現実ですからね…

全てひっくるめて、
ペットを迎え入れる時は
心の準備をしておきましょう!